キッチンの混合栓から水が漏れるようになりました。水を使っているときには漏れて蛇口を締めれば止まるという状態です。上の写真は止めた後に溜まっていた水が流れてきたもので、この状態以上には漏れませんのでまあいいかとしばらく放っておいたのですが、たまたまメーカーから下のような DM がきましたので、どうしようかと迷いつつも、なんでも自分でやってみるというタイプですので自分で部品を交換してみました。全交...
[aal B09P4NZ3KM]金原ひとみさんは本当に心の奥底からほとばしるような文章を書きます。金原さんの小説を読むのは3年前の『アタラクシア』以来です。ウィキペディアを見ましたらその間に3冊も出しています。過去に私の読んだ中には『TRIP TRAP/トリップ・トラップ』なんてかなり雑な(ペコリ)ものもありますのでなんとも言えませんが、あまり書くことに苦労...
ある男作者: 平野啓一郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2018/09/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る ツイッターでフォローし始めたこともあるのでしょうか、デビュー作以来読んでいなかった平野啓一郎氏ですが、『マチネの終わりに』に続く二作目『ある男』です。テーマは、他の人間の人生を生きる、他人に成り変わるといったことで、具体的には戸...
やや曇り空でしたが、ウォーキングにはこれくらいがありがたいです。関西線長島駅から桑名に向かいます。最近はよく関西線を利用しているような印象です。長島駅到着、混み合ってます。駅舎もない無人駅です。50m位のところに近鉄の長島駅がありました。こちらもさほど大きな駅ではありませんが、それにしても JRはこの路線では勝負する気はないようです。スタートして1kmくらいで川といいますか用水...
2020年上半期芥川賞受賞作です。面白いですし、新しさ、言い換えれば今どきの才能ともいえるものを感じます。[aal 4309419348]気持ち悪い…読み終えた直後の読後感は「気持ち悪い」です。内容じゃありません。主人公である「私」の人物造形が気持ち悪いのです。「私」という人物には、実体感と言いますか生命感が感じられません。「私」は鍛えられた肉体...
あっという間に冬に入ってしまった2025年ですが、12月の上旬、まだ紅葉も大丈夫だろうと白鳥庭園に出掛けました。JR東海道線熱田駅〜白鳥庭園マップJR東海道線の熱田駅から徒歩で向かいます。約20分です。地下鉄熱田神宮西駅からのほうが近いですね。GoogleMap では候補としては出ないルートですが、熱田神宮西駅のある交差点から西に50mく...
INAX(現LIXIL)製のスイッチ付きシャワーヘッドが壊れました。20年になりますので寿命でしょう。スイッチが効かず元で止めるしかなくなりました。その交換の顛末ですが、スイッチ付きはヘッドを外そうとしますと使えなくなりますので要注意です。画像は枚数が多いですのでかなり画質を落としています。クリックしますとオリジナル画像を表示しますが、かなり容量がありますのでご注意くだ...
2008年下半期の芥川賞受賞作です。処女作の『君は永遠にそいつらより若い』 に続いて読みました。2008年下半期の芥川賞受賞ポトスライムの舟十二月の窓辺ポトスライムの舟 (講談社文庫)作者: 津村記久子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/04/15メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (42件) を見る 2008...
橋を渡る作者: 吉田修一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/03/19メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る 吉田修一さんの本はかなり読んでいますが、この作品は、中盤までかなりの違和感を感じる内容です。先へ進みたいという気持ちが一向に沸き上がってこないのです。これまで読んだ作品みな、掴みがうまいというとなんですが、数ページ読んだだけで、...
中路啓太著 『ゴー・ホーム・クイックリー GHQ』 ゴー・ホーム・クイックリー作者: 中路啓太出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2018/11/22メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 「ゴー・ホーム・クイックリー」これは未だ日本がなし得ていない大いなる命題。 1945年8月15日敗戦、その後、日本はGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)による占領下に...
この本、実は直木賞受賞時に一度読み始めたんですが挫折、今回、映画化されるということで再挑戦です。頑張って読み切りました(笑)。[aal B0D9VM1DD9]アメリカ統治下の沖縄20年多分、前回は戦果アギヤーたちがキャンプ・カデナ(嘉手納基地)から米軍の物資を盗み出そうとして失敗し、米兵たちに追われる冒頭のワンシーンだけで挫折していますね(笑)。もともと...
昨年2022年の11月、この小説が原作の映画を見て興味を持ち、翻訳ものは好んで読むことはないのですが頑張りました。500ページの厚さ3cmもあるかという本です。[aal B0859CYBKY]映画は原作にかなり忠実驚くくらい映画は原作に忠実に作られていました。日本の脚本家なんて原作のテーマや人物像を自分の思うように勝手に変えてしまうんですが(笑)...
秋のさわやかウォーキングが始まりました。先週からだと思いますが、いいコースがなく、今日からスタート、まずは東海道線垂井駅、中山道垂井宿です。スタート時間は11時までと決められており、名古屋からですと最終の10時50分着の電車で行きましたので、参加者も少ないかと思っていましたら、結構な人でしたね。垂井駅から関ヶ原方面です。田園風景ではありますが、山が近いです。こんな路地も歩きます...
この『国宝』、昨年から今年の5月にかけて朝日新聞に連載された小説の単行本化とのことです。連載小説なんてかなりプレッシャーのかかる作業ではないかと思いますが、吉田修一さんの最近の作品はほとんどこのパターンですし、個人サイトを見てみても三本が連載中とあります。性に合っているんでしょうか。というより、書き下ろしという出版スタイルが成立しにくくなっているのかも知れません。売れないという意味です。連載...
映画「渇水」を見て Amazon でポチっとしたその原作小説です。[aal B0C1YJBTNN]原作は映画向きじゃないびっくりするくらい短い小説です。原稿用紙100枚くらいじゃないでしょうか。他に「海辺のひかり」と「千年の通夜」の二編が収録されています。映画はその短さにいろんなものを創作して膨らませてあります。いや、膨らませているわけではな...
久しぶりのさわやかウォーキングという言葉が決まり文句のようになってきています。前回の関ヶ原が10月12日ですから1ヶ月ぶりになります。今日はもう何度も歩いているJR中央線武並駅から恵那駅までの旧中山道です。最初は2015年、10年前です。少しクスロールしていただくとそのリンクがあります。今回で5回目です。コースとマップ今日はやや短めと2コースが設...
どうで死ぬ身の一踊り (講談社文庫)作者:西村賢太発売日: 2018/03/09メディア: Kindle版 「苦役列車」に続いて読んだ。2、3週間前に図書館に予約し、その時は「在庫」となっており直ぐに借りられたのだが、今見ると予約が16件も入っている。私と同じ、芥川賞効果なのだろうか。西村氏の藤澤清造への傾倒ぶりは相当なもののようで、これを読むとよく分かる。全てがその...
2023年になりました。恒例化してきた元旦の金華山初登りですが、昨年は他に用がありましたので2年ぶりになります。2021年元旦、雪の金華山、岐阜城2020年初登り「金華山東坂ハイキングコース」から岐阜城へ2019年初登り 「金華山百曲り登山道」 岐阜城へ登る2018年1月1日金華山に登る、瞑想の小径、七曲り登山道画像は枚数が多いですの...
[aal B08CRSR1M9]この星のどこかにあった、誰も知らない33の物語上の見出しは「筑摩書房『百年と一日』」からの引用です。『ちくま』2017年11月号〜2019年9月号に隔月掲載された連載『はじめに聞いた話』に加筆修正されたものが2020年に単行本化された本です。柴崎友香さんの単行本としては最新刊になるようです。とても変わった小説です。...
やっと、ヤジった当人が名乗り出たようです。この件を知った時、ふっと気になったのは、ヤジに続いて起きた「笑い」のことで、果たして自分がその場にいたとして、どういう態度を取っただろうということです。あるいは、怒りとかに直結せず、たとえ10秒後に「何ということを!」と感じたとしても、一瞬笑ったかも知れないと思い、ちょっとばかり怖くなりました。内なる偏見や差別意識を解き放つことは本当に難しいことです...