この『国宝』、昨年から今年の5月にかけて朝日新聞に連載された小説の単行本化とのことです。連載小説なんてかなりプレッシャーのかかる作業ではないかと思いますが、吉田修一さんの最近の作品はほとんどこのパターンですし、個人サイトを見てみても三本が連載中とあります。性に合っているんでしょうか。というより、書き下ろしという出版スタイルが成立しにくくなっているのかも知れません。売れないという意味です。連載...
キッチンの混合栓から水が漏れるようになりました。水を使っているときには漏れて蛇口を締めれば止まるという状態です。上の写真は止めた後に溜まっていた水が流れてきたもので、この状態以上には漏れませんのでまあいいかとしばらく放っておいたのですが、たまたまメーカーから下のような DM がきましたので、どうしようかと迷いつつも、なんでも自分でやってみるというタイプですので自分で部品を交換してみました。全交...
このところの吉田修一さんは連載ものの単行本化が多いように感じます。これも週刊新潮に2018年8月から1年くらいにわたって連載されていたとのことです。それにしても連載ものって、書く人も読む人もよく集中力が持続するものだと感心します。吉田修一著『湖の女たち』読む人はともかく、この小説では書く人、吉田修一さんは集中していないでしょう(笑)。むちゃくちゃ散漫な小説です。一体この物語はどこへ向か...
熱中症の危険が高まるからでしょうか、夏場は「さわやかウォーキング」がありません。「さわやか」じゃないですもんね。とは言いつつも、暑さを吹き飛ばすべく「日本の森・滝・渚100選」「岐阜の名水50選」(とのこと)の「付知峡・不動の滝」までウォーキングがてら行ってきました。 名古屋から中央線で中津川まで1時間15分、中津川から路線バスで付知峡口まで50分、そこから歩いて付知峡を目指します。上の...
しばらく前からたまにトイレの水がチョロチョロと流れて止まらないことがあり、夜眠る時には必ず確認するようにしていたのですが、なんと!先日の朝、トイレに入ったら便器にジャージャーと流れっぱなしになっているではありませんか?!瞬時に羽が生えた諭吉さんが頭に浮かび、慌ててレバーを回して新たに水を流し止めたわけです。が、後から思ったのは、本当は止水栓(元栓)を止めて流れっぱなしになった原因を確かめるべき...
2020年上半期芥川賞受賞作です。面白いですし、新しさ、言い換えれば今どきの才能ともいえるものを感じます。[aal 4309419348]気持ち悪い…読み終えた直後の読後感は「気持ち悪い」です。内容じゃありません。主人公である「私」の人物造形が気持ち悪いのです。「私」という人物には、実体感と言いますか生命感が感じられません。「私」は鍛えられた肉体...
[aal B09P4NZ3KM]金原ひとみさんは本当に心の奥底からほとばしるような文章を書きます。金原さんの小説を読むのは3年前の『アタラクシア』以来です。ウィキペディアを見ましたらその間に3冊も出しています。過去に私の読んだ中には『TRIP TRAP/トリップ・トラップ』なんてかなり雑な(ペコリ)ものもありますのでなんとも言えませんが、あまり書くことに苦労...
ひと月ほど前に浴室ドアのレバーハンドルの動きが悪くなり分解して修理したのですが、スプリングが折れてしまいました。そもそも動きが悪かったのはスプリングの寿命だったようです。今回、レバーハンドルすべてを交換しました。画像は枚数が多いですのでかなり画質を落としています。クリックしますとオリジナル画像を表示しますが、かなり容量がありますのでご注意ください。GOAL LF-...
工場作者: 小山田浩子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/03/29メディア: 単行本この商品を含むブログ (22件) を見る 本を読み始める時って、まずは、ぱらぱらぱらと、全体はどんな感じかなと確認しようとしませんか? 私はします。で、びっくり! 改行がほとんどありません。最後まで、全てのページに文字がびっしりです。さらに、読み始めてびっくり! ひとつ...
読み始めてしばらくは、何だ、これ、ラノベか?! などと思いましたが、読み終わってみれば素敵な小説でした。人類の滅亡を女性二人の一生で描く近未来小説であり、荒野にただひとり取り残されたようなアポカリプス感漂う物語です。ピエタとトランジ<完全版>作者:藤野可織ピエタとトランジピエタとトランジ発売日: 2020/03/11メディア: Kindle版 <完全版>とあるのは、...
沼田真佑著『影裏』映画の印象があまり良くなく、原作はどんなものかと読みました。2017年上半期の芥川賞を受賞しています。影裏 (文春文庫)作者:真佑, 沼田発売日: 2019/09/03メディア: 文庫 映画との関連で言えば、この小説を、書かれていることそのままに映像化しても何も生まれないだろうと思います。あえて重要なことを書かないことで成立している小説です。...
INAX(現LIXIL)製のスイッチ付きシャワーヘッドが壊れました。20年になりますので寿命でしょう。スイッチが効かず元で止めるしかなくなりました。その交換の顛末ですが、スイッチ付きはヘッドを外そうとしますと使えなくなりますので要注意です。画像は枚数が多いですのでかなり画質を落としています。クリックしますとオリジナル画像を表示しますが、かなり容量がありますのでご注意くだ...
冥土めぐり作者: 鹿島田真希出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/07/07メディア: ハードカバー購入: 4人 クリック: 287回この商品を含むブログ (37件) を見る 不思議な作品です。私には分からない世界があるように感じつつも、その分からなさそのものが分かりにくいといった感じです。いくつか疑問はあるのですが、まずはこんな話です。 三十代前...
東京では桜が満開とのニュースが流れていますが、名古屋周辺はまだ咲き始めくらいだと思います。花見は来週ですね。今日のウォーキングは安城です。安城と言えば「デンパーク」。今では言わないようですが、私の子供の頃は学校の授業で「安城は日本のデンマーク」と習いました。そこからのデンパーク、農業公園ですね。 東海道線三河安城駅からスタートです。いい天気です。まだまだ空気は冷たいのですが、風がほ...
浴室のドアのハンドル(取っ手)の動きが悪くなり、戻らなくなってしまいました。なんでもまずは自分でやってみる主義ですので分解して修理しました。取り外しに多少苦労しましたが無事完了しスムーズに動くようになりました。 不具合の状態 カバーの外し方に迷う 後は簡単 鍵本体の清掃画像は枚数が多いですのでかなり画質を落としています。クリックしますとオリジナル画像を表示しますが、かなり...
沈黙 (新潮文庫) 作者: 遠藤周作 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1981/10/19 メディア: 文庫 購入: 26人 クリック: 337回 この商品を含むブログ (266件) を見る映画「沈黙‐サイレンス‐」マーティン・スコセッシ監督を見て、原作を読み直してみました。読み直すといっても、前回読んだのは云十年前の中学生(と記憶していましたが...
高橋和巳著『邪宗門』邪宗門 上 (河出文庫)作者: 高橋和巳出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2014/08/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る いやー、すごい本でした!もう一度読み直さないと何か書くのも難しいくらいです。この本が何であるかを的確に表現する文章が、著者本人のあとがきにありました。発想の発端は、日本の現代精...
今日のさわやかウォーキングは、あおなみウォークとの合同ウォーキングのようです。知らずに参加しましたので人出の多さにびっくりしました。ですので、あおなみ線の荒子駅からJR関西線春田駅までです。前田利家百万石への道 いざ、犬千代ルートの名所へ参ろうぞ!「あおなみ線」は名古屋駅からレゴランドのある金城ふ頭までをつなぎます。たまたまラッピングされたレゴランドトレインという金城ふ頭行きのノ...
2025年5月24日、鶴舞公園のバラ園へ行ってきました。ひょっとして菖蒲も咲いているかなと思っていきましたら咲いていました。ネモフィラなど鶴舞公園正面入口から噴水塔です。バラ園は噴水塔の向こう側です。バラ園に入る最初の花壇にいろいろ草花が咲いていました。ネモフィラ。最近ではこの時期になりますとテレビのニュースや情報番組で一...
2008年下半期の芥川賞受賞作です。処女作の『君は永遠にそいつらより若い』 に続いて読みました。2008年下半期の芥川賞受賞ポトスライムの舟十二月の窓辺ポトスライムの舟 (講談社文庫)作者: 津村記久子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/04/15メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (42件) を見る 2008...