【安保法制】木村草太さん、今津寛議員の火事のたとえをやんわり皮肉るも、今津氏にはまるで通じず

安保法制の中央公聴会での木村草太首都大学東京准教授と自民党今津寛議員とのやりとりがニュースで流れていました。

今津議員が安保法制を隣の家の家事にたとえ、「普段お世話になっている隣の家が火事になったら、助けにいきますよね。町内会みんな火消しにいっている時に、家訓だからといって隣の火事を消しにいかないというのは私は解せないと思うのですが…」なんて、木村さんに質問したそうです。

その動画がありました。 何、この議員さん?という感じではありますが…(笑)。

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で、木村草太さんはこう答えています。

火事と武力行使というものを同視する比喩が果たして成立しているのか、私はよく分かりませんが、私が申し上げているのは、現行憲法下ではそうなっているという議論であり、今ご指摘いただいたことは、むしろ憲法審査会で問題提起していただくべきことではないかと考えております。

ん…、普通に見れば、軽くいなした感じではありますが、この今津議員にはまるで通じていません。

木村さん!「よく分かりません」なんてのじゃダメですよ。そんな言い回しじゃ、まともに答えることじゃないということは、この議員も含め、安倍くんもそうですが、軍事同盟と人情を一緒くたにするような人たちには絶対に通じません。

安倍くんなんて、日米安保を「血の同盟」って考えているんですから。

もう少しレベルを落として(?)、何かのたとえで、たとえば、その火事が隣人の放火でも、あなたは火の中に突っ込んでいくのかとか、火事のたとえではあなたが助けに行くと言っているが、安保法制の場合で言えば行くのはあなたではなく私たち若者だとか、そのレベルで完全に論破しないと、自分の言っていることのナンセンスさに気づくことはないですよ。

それにしても、法律の議論をたとえ話にすり替えるなんて、そういえば、安倍くんや法制局の長官もやっていましたが全く理解できません。

だいたい、安倍くんのたとえ話の「アソウくんとアベくんが不良にからまれて…」みたいな話は、そもそもの出発点が間違っているでしょう。自分たちが正義で、相手が不良って、まあ言うなれば、一昔前の、というより戦前の帝国主義的価値観と一緒です。

茶化して言えば、アソウくんとアベくんの方こそ不良グループでしょう。