しばらく前に、名古屋でもプレミアム商品券が発売されるという折り込みチラシが入っていました。
以前、お得な地域商品券が人気とのニュースを見た記憶はあるのですが、何となく自分には関係のないもの、地域振興でどこかの町でやっているんだくらいの認識しかありませんでした。
ですので、その時も折り込みチラシを見ながら、へぇー買ってみるか程度の認識だったのですが、その発売日が一昨日の8月1日でした。
で、土曜日でしたので起きるのも遅く、昼過ぎに、並んでるかなあ?などと、のんきに近くのスーパーに立ち寄ってみましたところ、売場辺りを探してみても全くそれらしき気配はなく、ふっと見たレジ辺りに「完売しました」の小さな文字、「何だ、もうないのか…」と、他の発売場所はないかなとググってみたところ、とんでもないことになっていました。
昼過ぎに出掛けるなんて考えはとんでもなく、早朝から並んだ人も多かったらしく、とっくに売り切れていたようです。
で、買えなかったから言うわけでもないのですが、考えてみれば、この「プレミアム商品券」って、差額分や事務経費はすべて税金ですよね。まずくないですか、これ。
どういう仕組みなのかとググっても、公式な文書が上位に出て来ず、このサイトが分かりやるかったので引用させていただきました。
この記事の中にある「まち・ひと・しごと創生総合戦略及び地域住民生活等緊急支援のための交付金に関する説明会 議事次第」が国から地方への公式文書ですね。
結局、安倍政権が経済対策として、地方に対して補助金出すから何かやれ!と、で何をやるかは自由だがこれが見本だと件の「プレミアム商品券」なるものを推奨しているということのようです。
まあ、資本主義なんて、基本「共食い」や「自分のしっぽを食べる爬虫類(そんなのいましたっけ?)」みたいなものですので、こういうことでしか景気なんてコントロールできないのでしょう。
組まれた予算は「地域消費喚起・生活支援型」に2,500億円とありますので、この金額がその2割分+経費になるということでしょうか? そんなわけないですよね。
引用のサイトには、この景気対策の問題点がいくつかが上げられていますが、もう少し身近な感想でいえば、税金をばらまくなら、並ばせたり、ましてや早い者勝ちなどという上から目線ではイカンでしょう。
当然、大量購入や転売などという資本主義の基本ともいえる行為が横行するわけで、不公平きわまりなく、ここはやはり、「申し訳ありません。税金をいただきすぎましたのでお返しします。」と真っ当な感覚を持つべきでしょう。