しばらく前に、安倍くんが国連での記者会見で意味不明なトンチンカン発言をした様子がニュースで流れていましたが、こういう裏があったのですね。
VIDEO NEWS安倍政権、アメリカでもメディア操縦を試み失敗 »
安倍くんのトンチンカン発言というのは、記者からの「シリア難民を受け入れないのか?」の質問に対し、「日本はその前にやることがある。それは女性や高齢者の活躍であり、出生率を上げていくには(難民受け入れの前に)まだやることがある。」と答えたものです。
この動画の9分位にその場面があります。
安倍政権、アメリカでもメディア操縦を試み失敗 – YouTube
そのニュースを見た時は、またバカなことを言っていると思った程度ですが、この神保哲生氏の話を聞きますと本当に嫌になってきます。というより、安倍くんはもちろんのこと、その取り巻き、政治家だか官僚だかは分かりませんが、その幼稚さに腹さえ立ってきます。
神保氏によりますと、安倍くんの記者会見は、国会答弁並みに事前に質問を提出させ官僚が答を用意しているらしいのです。この国連での記者会見も、その段取りで進めていたのですが、ロイターの記者が予定にないシリア難民の質問をしたがために、このトンチンカン発言になったというものです。
神保氏が、その質問を受けた時、「安倍首相の表情が強張った」というのは、この動画の8分30秒の顔ですね。確かに苦虫を噛み潰したような顔をしています。
それにしても、質問が仕込みやヤラセだということも信じがたいことですが、それ以上に、安倍くんは、シリア難民について何も考えていないんでしょうか? こんな答が出てくるということは普段から全く頭にないということですよね。「積極的平和主義」とか「一国だけで自国は守れない」とか言っている国のトップがですよ、「難民」の問題を聞かれて、「移民」にすり替え、「自国の人口問題」を語るというのは一体どういうことなんでしょう?
いや、待ってください。違いますね。これが本音ですね。
安倍くんは、そもそも難民どころか、移民さえ受け入れるつもりのない、「純血主義者」「民族主義者」ということです。
まあその文脈で考えれば、目玉政策のように語っている「女性の活躍」にしても、「ママさんたちが子供を産んで国家に貢献してくれればいい」というのが「活躍」の本音でしょう。