それにしてもこの一連の安倍政権、多分実質菅政権のやり口はひどすぎます。
嘆いていてもどうしようもありませんし、何ができるのかも分かりませんが、経緯だけでも整理してみます。
辺野古移設に関するここ一年の経緯
- 2014年12月10日 翁長氏、知事就任
翁長知事、安倍くん、菅くんに面会求めるも門前払い(一度だけではない) - 2015年4月5日 翁長知事、菅くんと面会
- 2015年4月17日 翁長知事、安倍くんと面会
- 2015年8月10日 一ヶ月の集中協議始まる
- 2015年9月7日 集中協議終わる
多分、安保法制大詰めでの混乱回避、アリバイ作りでしょう産経はアメリカ軍の広報か?
- 2015年10月13日 翁長知事、辺野古埋め立て承認取り消し
- 2015年10月14日 防衛省沖縄防衛局、行政不服審査法の不服審査請求を国土交通相に申し立てる
やっていることが無茶苦茶じゃないか!? - 2015年10月19日頃 「環境監視委員」業者側から寄付や報酬を受け取っていることが発覚
菅くん、会見で「問題ない」と無視
- 2015年12月26日 菅くん、地域振興関連費を県と市の頭越しで名護市三地区に直接支出すると表明
三地区って自治体でもない(多分)任意団体だと思いますが、予算決算の処理が行われているかどうかもわからない団体に税金を投入って合法か? - 2015年10月27日 国交省、沖縄防衛局の申し立てを認め、翁長知事の取り消しの効力を一時停止
- 2015年10月28日 沖縄防衛局、沖縄県に本体工事着手届提出
- 2015年10月29日(今日) 沖縄防衛局、本体工事着手
で、どうすればいいのだ?
沖縄防衛局が出した工事着手届の完了日が2020年10月31日、翁長知事の任期は4年ですから2018年12月、任期満了までに何らかの問題で辞任ということにならないかぎり、つまり現状では解決不能な辺野古移設問題を抱えながら任期満了になるということは、当然再選の可能性が高いわけですから、工事完了まで相当厳しい対立関係が続くことになります。
菅くんは行政代執行という強行手段まで持ちだそうとしていますが、一体この人にはこの先どういう風景が見えているのでしょうか?
と怒っているだけではどうしようもないですし、反対しているだけでも何も変わらないですし、一体どうすればいいのでしょう?
結局、問題はアメリカのアジア太平洋戦略に関わることですので、現在のように日本政府がアメリカに完全追従では解決など期待しようもありません。仮に政権が民主党にあっても同じでしょう。
現実問題として、沖縄の負担軽減を実現できる政治勢力がないわけですからどうしていいのか検討もつかなくなります。
ただひとつ言えることは、少なくとも本土の人間が見て見ぬふりをしていてはいけないということでしょう。