節分、立春も過ぎ、暦の上では春とはいえ、まだまだ真冬の寒さですが、足助で「中馬のおひなさま」というイベントが始まりしたので出掛けました。
足助といえば、名古屋近隣の方には、即「香嵐渓」の紅葉が思い浮かぶほど「紅葉」で有名なところです。シーズンともなりますと、常時2時間程度の渋滞は覚悟しないと到達できないのではないでしょうか。
足助は、三州街道(塩尻~岡崎)の足助宿として栄えたところらしく、現在も古い町並みが残っているなどその名残があります。
名古屋から行く場合は車を使う方がほとんどですが、電車、バスを乗り継いていくこともできます。
豊田、岡崎からもバスが出ているようですが、今回は愛知環状鉄道の四郷駅から向かうことにしました。
無人駅です。電車自体はそこそこ乗客もいたのですが、他に誰も降りませんでした(笑)。
バスが来ました!コミュニティバスでしょうか。座席数10席くらいの可愛いバスでした。
1時間位で「香嵐渓」に到着、バスを降りますと、目の前に「飯盛山」です。写真のグレーに見えている木が楓で、シーズンになりますとこれが真っ赤に紅葉します。
バス停から5分位歩きますと古い町並みに入ります。電柱がありませんね。地中化されているんでしょうか?
「中馬のおひなさま」については、足助観光協会からの引用です。
足助の古い町並みに並ぶ民家や商家に古くから伝わるおひなさんや土びな(土人形)を玄関先や店内に華やかに飾り、道行く人々に町並み散策を楽しんでいただこうと始まった足助の大きなイベントのひとつです。
平成11年から地域活性化を目的に地元住民が一丸となって行っており、平成28年で18回目となります。
こんな感じで、街道から見えるように各家々に展示されています。
これは明治39年のおひなさまとあります。きれいに保存されていますね。
写真で見るよりももう少し賑わいはありました。私にはちょうどいいくらいでしたが、まだ始まったばかりですし、もう少し暖かくなれば人出も多くなるでしょう。
「焼き草餅」と「五平餅」をいただきました。
こういう路地がいいですね。そんなに古い感じではありませんが、どことなく歴史の香りがします。
軒先の花餅もきれいです。
旅籠「三嶋屋」とあります。
通り沿いの「JAあいち豊田足助支店」の壁面に数枚の立て札があり、昭和初期のこの街道の写真を焼いたものがありました。通りを埋め尽くす人出にびっくりです。こういう時代もあったんですね。
さて、そろそろ戻りましょうか。
時間がありましたので、香嵐渓に寄ってみました。赤い橋が「待月橋」、紅葉のシーズンには、この橋が身動き取れないくらいに人で埋まっている写真がよくニュースになっています。
一応(?)渓谷ですので、夏に来れば気持ちよさそうです。
梅が咲いていました。
四郷駅に戻ってきました。誰もいません。
ということで、気温は低かったのですが、風もなく、さほど寒さを感じず楽しめた一日でした。