国連女子差別撤廃委員会の最終見解案に、皇室典範の男系男子のみの皇位継承権が女性差別に当たるという勧告があったという話、安倍首相が「女子に対する差別が目的でないことは明らかだ」って語ったらしいですが、何が「明らか」なのか、説明して欲しいですね。
それに「女性差別を目的」としていたら間違いなく問題ですが、目的としていなくたって、男系男子に限るっていうだから女性差別は女性差別でしょう。
そもそも皇室典範って「人権侵害」ですし、出来た(作った)のだって明治22年ですよ。
「万世一系」とかよく言いますが、代々の天皇を記した「皇統譜」だって、明治の皇室典範に「皇統譜」に記すと決めた後に作ったもので、大正15年、もう昭和に入る年代に(無理矢理)確定させたものです。
今たまたま、原武史著「皇后考」という本を読んでいるのですが、面白いですね。これを読んでいますと、明治天皇、大正天皇は結構自由に、まあ今みたいにどこへ行ってもカメラがある時代じゃないでしょうから、割と自由だったのかもしれません。
現在の天皇家や皇太子家の実際の生活を知る由もないのですが、もっと自由に気楽にできるようにすべきじゃないでしょうか。