先週の土曜日、中津川の苗木城跡へ行ってきました。
苗木城は、中津川駅から木曽川を挟んで北に位置しており、江戸時代には12代にわたり遠山氏が城主として苗木藩を治めていたとのことです。お城は、自然の岩を利用して築かれていたらしく、実際に大きな岩の上や隣合わせに石垣が築かれていました。
JR中津川駅から苗木までバスがあるようですが、距離を測定しましたら 5km程度でしたので歩いて行く事にしました。
地図の番号は写真の番号です。
[1] 中津川駅です。気温は10度そこそこだったと思いますが、風もなく歩いても寒さを感じませんでした。
[2]いい感じのせんべい屋さんがありましたので帰りに寄ろうと思います。中津川は栗きんとんが有名で和菓子屋さんはたくさんあるようです。
[3][4]近道してガード下をくぐります。
[5]木曽川にかかる玉蔵橋(ぎょくぞう)から苗木城を見たところです。間に見える錆びた鉄道橋は北恵那鉄道の橋で1978年に廃線になっているようです。
[6]橋をわたって川沿いに下りなくてはいけないのですが、地図上では右に大きく回る車道しかありませんが、ちょうど橋を渡ったところに側道がありました。近所の住民の方しか通らないような道で庭の梅が満開でした。
[8]車もほとんど通らない、行き帰りともにそれぞれ1台出会っただけの、歩くにはとても良い所でした。人にも全く出会いませんでした(笑)。どの家も日当たりが良さそうで、サンルームを設けている家もあり、皆昼寝でもしているのでしょうか(笑)。
[9]北恵那鉄道線の橋梁です。
[10]四十八曲がりというただひたすらジグザグに山を登って登城する入り口があります。帰りはここに下りてきましたが、行きはせっかくですので正門(?)から入ることにし、かなり大回りなんですが、苗木遠山資料館方面に向かいました。
[11]結構退屈な道だったのですが、ところどころにこうした大きな岩が顔を見せていました。山自体が大きな岩のようです。
[12]苗木遠山資料館です。入りませんでしたが、遠目にも立派な建物でした。
次からは苗木城跡の写真です。
「風吹門跡」を抜けますと、左に大矢倉の石垣が見えてきます。
結構見応えのある石垣です。
天守から見下ろした三の丸大矢倉跡です。雰囲気ありますね。霧が出れば東濃のマチュピチュです。
逆に三の丸あたりから見上げた天守跡です。本当に岩山ですね。
石垣の積み方に何種類かあるようで、この積み方は、パンフレットにによりますと「野面石乱層積み」という積み方だそうです。
千石井戸です。水がありましたが、今も使える湧き水なんでしょうか?
本丸の石垣です。
本丸跡には木で見晴らし台が組まれています。中津川市、その向こうは恵那山です。
天守の見晴らし台からの写真で、渡ってきた玉蔵橋が見えますが、ちょうどこの写真の真ん中あたりを左(東京)から右(名古屋)にリニア中央新幹線が通る予定だと地元の方が話してくれました。左からトンネルを抜けて、またすぐに右のトンネルに入るらしく、絶好のビューポイントとなると期待してみえました。
岩と接して石垣が組まれています。
天守跡の見晴らし台を見上げたところです。
ここから地図に矢印で示した四十八曲がりに入り、15~20分位で木曽川沿いに下りられます。
ただひたすらジグザグに下りるだけの落ち葉で滑りやすい道でした。上りはきついかもしれませんが、下りは静かでいい感じでした。
ということで、期待以上に良いところ、苗木城跡でした。