来年度予算の概算要求が100兆円を越しているそうです。
2020年度に基礎的財政収支黒字化の目標がありますが、完全に目標を放棄していますね。
来年度予算要求額が3年連続100兆円突破で遠のく財政改善目標|ロイター発 World&Business|ダイヤモンド・オンライン
基礎的財政収支ってのは、実質的収入つまり税収と政策実行のための経費の収支のことで、プライマリー・バランスと言われるものです。
ですので、PB が黒字であれば、その年、国債を発行して借金していても、その年は新しい借金はしていないということになります。
で、現在、日本はどういう状態かといいますと、2016年度の予算でみますと、収入 62.2898兆円に対して、支出が 73.1097兆円ですので 10.8199兆円の赤字ということです。
2016年の予算ベースで 11兆円の赤字です。
決算書が出るのは2年後くらいじゃないかと思いますが、円高になっていますから税収が予想通りなければ、さらに赤字は膨らむということになります。
アベノミクスというのは基本的に税収を増やして赤字を減らそうということで、3本の矢の何本目かは忘れましたが、成長戦略が機能して新しい産業が生まれなければ、これまでどおり公共事業を増やして企業からの税収を増やすだけの、つまり、借金したお金をばらまいてその何%かの税収で借金の利子を返すという、誰が考えても先が見えている経済戦略ということです。
その成長戦略というものがこの記事によりますと
4兆円の「特別枠」
というやつで、 何が含まれているのかと調べてみても見つかりませんね。
ソースはどこにあるんでしょう?