一概に「アメリカ詣で」と批判できないにしても、やっぱり、この安倍トランプ会談って、何か変ですね。
次期アメリカ大統領とはいえ、就任前にわざわざ私邸へ会いに行くって、一国の首相がやることじゃないですね。それに妻の昭恵さんまで一緒です。
相手は何を言ったっていいわけですし、その発言に何の効力もないですし、まあ多分何を話したとは言わないでしょうし、会談後の発言は都合のいいことを言うに決まっています。
ただ、安倍首相だって、そんなことは百も承知でやっている(のでなければ、ホントのXX)とは思いますので、多分、狙いは、アメリカと日本で世界を仕切っていきたいということでしょうし、そのために先手を取って主導権を握りたいのでしょう。
恥ずかしいことです。強者に擦り寄って、その威光をかりて強がろうとしているように見えます。
一方、ヨーロッパでは対照的な会談が行われています。
メルケルさんは、当選したトランプさんへの祝辞に、アメリカとの関係は重要だが、自由、平等、非差別といった価値観を共有できるならという但し書きをつけたというニュースが流れていました。
この点においては、もっともです。
いずれにしても、安倍首相のこうした手法が目くらましになって、この異様な会談が、行動力のあるリーダーなどという間違ったイメージにつながるとしたら、何やら空恐ろしいことだと思います。
多少なりとも日本に民主的な統治機構が生きていると信じれば独裁とは言えないにしても、この手法は過去の独裁者の手法とそっくりなのは間違いないでしょう。