正月明け、さわやかウォーキングに手頃なコースがないので自分でコース設定をして歩いてみました。東海道線熱田駅から金山、大須を経て中央線鶴舞駅に至るコースです。上の地図上では8.38kmですが、細かく計算しますと9km近い距離でした。
熱田駅、熱田神宮へ徒歩5分くらいの駅なんですが、名鉄神宮前駅が東門正面にありますので、利用者はあまり多くないのでしょう、普通電車しか止まりません。
熱田駅から熱田神宮東門までは、写真のようなアーケードのある商店街が続いています。ただ、正月や休日しか行ったことはありませんので数店舗をのぞいて開いているところを見たことはありません。雰囲気的にはシャッター街という感じはありませんし、店舗名も結構マニアックな雰囲気を漂わせています。平日はどんな感じなんでしょう?
途中、「神宮小路」という素敵な路地がありました。もちろん午前中ですので営業していませんが、どの店もたたんでいる気配はなく、夜は結構賑わっているのでしょう。
名鉄の神宮前駅です。少し前の新聞に、この辺りの再開発の話が出ていましたが、ただその記事は、駅の東側で、上の「神宮小路」あたりとは別区画の計画のようです。
熱田神宮の中です。上の写真は満開のシキザクラ、下は、早くも梅が開花していました。
熱田神宮の中に「信長塀」という塀があります。信長が、今川義元との決戦に際して、ここ熱田神宮で必勝祈願し桶狭間へ出陣し勝利を収めたとして、そのお礼に寄進した塀だそうです。
伏見通りを跨ぐ歩道橋から熱田神宮西門を見たところです。
白鳥橋あたりの堀川です。堀川も、納屋橋あたりに比べますと随分きれいですし、桜並木もあり、絶好の散歩コースですね。
遠くに見えるアーチのような建物は名古屋国際会議場です。タワー間の通路のように見えるところは展望レストランになっているようです。
川の左側が白鳥庭園、名古屋国際会議場も含め、この辺り一帯は平成元年のデザイン博覧会の際に再開発された地域だと思います。いや、逆ですね。再開発のために博覧会を誘致したんでしょう。
白鳥はもともとは木場です。この解説によりますと、「木曽や飛騨の山々で伐採された木材は木曽川を流送され、白鳥貯木場まで26里(約102km)300日を要した」そうです。
名古屋国際会議場の内部では若い人たちの行列ができていました。今調べましたら、「fripSide」というグループ(?)のコンサートでした。アニソンですかね?
名古屋国際会議場の北側にあるのが「名古屋中央卸売市場」、でかいですね。
名古屋市のサイトには敷地面積は17万2千平方メートルとあります。東京で問題になっている豊洲を調べてみましたら、40万平方メートル、2倍以上です。
金山駅のANAのホテルが見えてきました。
そのビルの低層階には、名古屋ボストン美術館があるのですが、この美術館、計画当時からかなりいわくつきの代物で、結局、近々の閉館が決まっているはずです。展示品の決定権がボストン美術館側にあり、要は名古屋はボストンの出張美術館という、お金を出す割には全くの不平等契約だったと思います。
てっきりバブル期に開館していると思っていましたら、開館は1999年ですね。この金山南ビルも含め全体がバブル期の計画なんでしょう。
金山駅は名古屋の南の玄関口です。JR、名鉄、地下鉄が総合駅としてまとまってからは便利になりました。北側には「アスナル金山」という商業施設があります。調べますと、このアスナルもボストン美術館のある金山南ビルも名古屋市の外郭団体である「公益財団法人名古屋まちづくり公社」の運営なんですね。
金山から北へ1kmくらい上りますと、大須観音の門前町通りが始まり、本町通りと続きます。名古屋城へ続く江戸時代のメインストリートです。
通り沿いには、所々にこうしたやや古めの建物が残っています。
写真では伝わりませんが、この門前町通り、両側にびっしりと仏壇屋さんや仏具関係のお店や会社が並んでいます。これだけあって商売が成り立つんだろうかと心配になるくらい並んでいます。
大須に入ります。
この日は寄っていませんが、この仁王門通りを先へ進みますと大須観音です。
大須は、東西に走る上の仁王門通りとこの万松寺通りがメインストリートです。
鶴舞駅が見えてきました。
さわやかウォーキングと同程度の距離でしたが、寄り道が多い分、1.5倍くらいの時間がかかりました。
風もなく天気も良かったですので快適なウォーキングでした。