森友学園が時価9億5600万円の土地を1億3400万円で国から払い下げてもらったという話、掘り下げれば掘り下げるほどわけが分からなくなります。
ひとつは、土地取引の不可解さ、そしてもうひとつはその取引に政治家の介入があったかどうかということです。
土地取引の不可解さ
土地取引の不可解さの方では、1億3400万円の安値で買ったということ以上に、有益費とかが国から支払われて200万円しか払っていないとか、いやいや森友学園側のプラスになっているとか、更にややこしくなっています。
しばらく前に200万円しか支払っていないという話を目にしたのですが、確証が得られず書かなかったんですが、どうやら「有益費」というものが国から森友学園に支払われているのは間違いがなさそうです。
チキさんの番組「荻上チキ・Session-22」でも取り上げていますが、もうひとつはっきり語られていません。39分頃です。
渡辺輝人さんという弁護士さんの記事がありました。
この記事によりますと、まず、建設中の「瑞穂の國記念小學院」が、
国によって「木質化」の先導事例に選定
され、61,944,000円の補助金を得ています。これですね。
http://www.mlit.go.jp/common/001102301.pdf
さらに、2016年4月6日に、問題の「有益費」として1億3176万円が国から支払われているとのことです。説明しようとすると間違いが起きそうですので引用しますと、
このような取引が可能になった根拠は森友学園の「強い要望」によって締結された2015年5月29日の定期借地契約にあります。ここでは、賃借中に森友学園が土壌汚染、地下埋設物の除去を行い、それによって貸付財産の価格が増大した場合の除去費用を「有益費」とし、国と森友学園が合意した金額を森友学園に「返還」できるとされました(第6条)。実際、森友学園は賃借中の2015年10月16日までに土壌汚染対策法に基づく工事・措置を完了し、2016年3月30日、国から1億3176万円(地下埋設物撤去費8632万4000円と土壌汚染対策費4543万6000円)の「返還」を受けることを合意しました。
んー、何だか相当裏がありそうで、どこでどういう力が、あるいは誰の力が働いたか分かりませんが、最初から森友学園にただでこの土地がいくように仕組まれているようにも見えます。
政治家の介入
政治家が云々なんて話し、素人には掴みようもありませんが、なんとなくくさいのは、まったくの憶測で言えば、日本(大阪?)◯◯の会あたりでしょう。