浴室暖房乾燥機のファンの異音を修理する

Panasonic(National ブランド)製の浴室暖房乾燥機の換気ファンから異音がするようになりました。その修理の顛末です。といっても大したことはありません。交換しただけです(笑)。

この製品には、浴室を暖房する送風用のファンと換気用のファンがあり、換気用のファンを強で回しますと、何かが引っかかるようにカタカタカタと大きな音がするようになりました。弱ではなんともありません。不思議です。

これです。すでに十数年経っていますので、この製品だけではなく、いろいろな設備で問題が発生するようになっており、過去に IH クッキングヒーターウォシュレットも自分で交換しています。

で、この浴室暖房乾燥機ですが、2、3年前でしたか、隙間から覗きますと中に埃が溜まっているようでしたので、カバーを外して掃除したことがあり、今回のカタカタ音の原因は、あるいはその時の何かが原因かとちょっと心配だったのですが、違っていました。

これが原因でした。換気用のプラスチックのファンが割れています。おそらく、強で回しますと勢いでファンが広がり周りに当たるんだと思います。弱ではなんともないのも納得がいきます。この形状のファンはシロッコファンというようです。

Panasonic に電話してみる

まずは部品を手に入れなければということで、Panasonic に電話してみました。

「ABD-28KTSF-D20」の型番を伝えて調べてもらったところ、この製品は東京ガス向けの OEM 製品でデータ全て東京ガスにいっており、こちらではわからないとのことです。そちらに聞いてくださいということでした。

OEM なら「National」で取説を出しちゃダメでしょうとは思いますが、そんなことを言っていても始まりませんね(笑)。

販売店に電話してみる

幸い、取説に販売店が記載されていましたので電話してみました。

名古屋ですので、東京ガス管轄ではなく東邦ガスです。他の地域は知りませんが、東邦ガスの窓口は東邦ガス本体ではなく、各地域の販売店が ENEDO として組織化されています。取説記載の販売店は、この地域の販売店とは異なっていましたが、とりあえず電話してみました。

当然と言えば当然ですが、とても親切に、メーカーに在庫や値段を調べてくださり、近くのどこどこの販売店に電話をして注文してくださいとのことでした。

シロッコファンが手に入リ交換する

早速近くの販売店に電話して注文しましたら、なんと翌日入りましたと電話がありました。多分、名古屋にも部品を扱っている会社があるんですね。

早速交換です。

シロッコファン

届いた部品です。考えてみれば、これ、プラスチックってのはちょっとまずくないですかね? 劣化しますよね。クレーム入れていいようなものだったりして…(笑)。

カバーを外して分解

カバーのネジは4つ。2つは全部抜かなくても途中まで緩めカバーを横にスライドするようになっています。こちらは緩めればいい方です。

こんな感じまで緩めますと横にスライドできます。取り付ける時に、まず2本のネジを一定程度まで締めておき、カバーをはめて横にスラドして、別の2本を止めるという方法なんだと思います。

こちらは抜かなくてはいけない方なんですが、しばらく前から、ネジ穴の部分のプラスチックが劣化で割れてしまっており、いろいろ考えた末、画像のように止めているものです。

見えているファンは温風を送り出す方で、割れているファンは右側のカバーに隠れています。

右側のカバーを外します。ネジは1本です。錆びていますね。

換気用のファンが見えてきました。全体のカバーを外さないと交換できません。

まず手前の電気関係を覆っているカバーをはずし、止めてある電線を止め金(金ではない)からはずし、カバーのネジ3本をはずします。

はずした全体カバーです。

やっと割れたシロッコファンにたどり着く

右側に換気用のシロッコファンが見えてきました。

中央のネジをはずしてファンを取り外します。

新しいシロッコファンを取り付ける 

新しいファンがつきました。後は取り外した手順と逆に取り付けていけばOKです。

静かになりました。カタカタカタとかなり大きな音で、それこそ何かが飛んでいくんじゃないかと思うような音で、まるごと交換かなと思っていたのですが、何と1,300円で直りました。

よかった、よかった!

パナソニック(Panasonic) 電気式バス換気乾燥機 (常時換気機能付) FY-13UG6V