北朝鮮化&トランプ化する安倍政権

きっと周りの人たちはメモっているのだろう

最近NHKニュースなどを見ていますと、上の画像のようななんたら会議で安倍首相が居並ぶ大臣や官僚(なのかな?)に対してなにか指示するような映像がやたら流れます。

NHKはどんなニュースであれ意図的に安倍首相の映像を全面に出して流しているのは間違いなく、ですので実際のテレビ映像は下の画像のような他の人物は映らない正面からの映像です。

自分で画像を貼っておいてなんですがデカー!

この画像は首相官邸のウェブサイトのものですので安倍首相は正面をむいた画になっていますが、実際はもう誰もが知っているように記者会見であれ会議であれ官僚が書いた原稿を読んでいるだけで、ひょっとしたらぶら下がり取材でさえ事前にマスメディアが質問を出して誰かが原稿を用意しているのではないかと思えるくらいです。

で、この記事はその件ではなく、ある時こうしたニュース映像を見ていましたら、ふと周りの人たちが必死にメモをとっている姿が目に浮かんでしまったんです(笑)。

これですね。

さすがに原稿を読んでいるものをわざわざメモをすることはないでしょうが(笑)、なんだかそんなふうにも見えてしまう安倍政権です。こうした会議で一体なにを話し合って何を決めているのかわかりませんが、安倍首相はこの5分、10分の朗読会を済ましたらさっさと席を立って私邸に帰ってしまうそうです。

安倍首相の金正恩化ですかね。

政策決定プロセスは闇の中

これも同じことですが、政策決定プロセスが全然見えません。

遡ること5ヶ月前2月29日の学校の一斉休校指示が典型的ですが、どこでどういう議論がされたのかまったくわからないままに突如重大決定がなされます。


新型コロナ感染抑制へ政府の対応を説明 安倍首相が会見 (2020年2月29日)

アベノマスクもそうですし、困窮世帯30万円給付を一夜にして全国民10万円給付に変えた件なんて、自分の党の政調会長である岸田氏との話し合いで20万円を30万円に増額し閣議決定した政策をどういう検討をしたかわからないままに予算の組み替えまでさせています。

この件については公明党云々という話もありますが、やっぱり最後は官邸官僚という取り巻きが影響力を発揮しているんじゃないかと思います。

思いつきの政策決定が現場のモチベーションを下げる

誰でも自分の考えが反映されたプランが通ればやる気にもなりますし、突然降って湧いたようにトップダウンで下りてくる作業指示は、特にそれが自分の意に反していればやる気も出ないでしょう。

新型コロナウイルス対策や支援策の経緯を見ていますと、このところの政府内部はこの状態が続いているのではないかと思います。

トランプ大統領の場合は就任当初からこのケースですし、部下が次々に辞めたり辞めさせられたりととてもわかり易くていいのですが、日本の場合はそうしたことがなかなか顕在化しないですね。

とにかく、この行きあたりばったりの政策決定は安倍政権のトランプ化を示しています。

トランプ、金正恩、安倍晋三、それにプーチン、習近平、まだまだたくさんいそうですが、この面子を見ていますと大戦前夜の様相です。

それにしてもこの安倍政権下の政治家、官僚たちはもう完全にアイヒマン化しています。

おっと、自分もか…。

ハンナ・アーレント(字幕版)

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