しばらく前に最新刊の『だから日本はズレている』について下のように書いたのですが、読んだのはこちら『絶望の国の幸福な若者たち』が先で、まあどちらが先でもいいのですが、今ではかなり記憶も薄れてしまっていますので、ざっと読み返しながら書こうかなと思っているところです。<a href="http://ausnichts.hatenablog.com/entry/2015/01/08/203132"...
伊勢崎賢治さんの「日本人は人を殺しに行くのか」の中に、安倍晋三くんが軍事同盟というのは血の同盟であって、日本人も血を流さなければアメリカと対等な関係にはなれないなどと言っているとのくだりがあり、まさかいくらなんでもそんな時代錯誤なことはないだろうと「この国を守る決意」を読んでみましたら、確かにありました(笑)。この本、岡崎久彦さんとの共著となっており、二人の対談を編集者がまとめたものでは...
日本では報道の扱いも小さくなっているようですが、ヨーロッパはほぼ戦争状態に見えます。ベルギー、武装の2人殺害「テロ計画」拠点捜査:朝日新聞デジタル ベルギー、武装の2人殺害 「テロ計画」拠点捜査:朝日新聞デジタル大規模なサイバー攻撃も行われているようです。フランス:2万サイトにサイバー攻撃過激派支持者か フランス:2万サイトにサイバー攻撃 過激派支持者か - 毎日新聞で、11日にパリで...
フランスの週刊誌「シャルリー・エブド」がさらに挑発的な特別号を出すらしいです。イスラム教徒にとっては予言者ムハンマドを描くことさえ宗教的禁忌である上に、風刺画ともなればさらに侮辱されたと考えるのは当然なのではないでしょうか。時事ドットコム:特別号、表紙はムハンマド=25カ国で300万部発行−仏週刊紙もちろん「言論の自由」「表現の自由」は当然の権利であり侵されてはいけないものだと思います。ただ...
キスについて、唾液の交換が気持ち悪いと言ったとかの話題をネットで見て興味を持っていた古市憲寿さんの「絶望の国の幸福な若者たち」と「だから日本はズレている」を続けざまに読んでみました。前者は後にして先にこちらから。だから日本はズレている (新潮新書 566)作者: 古市憲寿出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/04/17メディア: 単行本この商品を含むブログ (19件)...
「武装解除 -紛争屋が見た世界」に続き、伊勢崎賢治さんの現在の考えを知りたくて読んでみました。日本人は人を殺しに行くのか 戦場からの集団的自衛権入門 (朝日新書)作者: 伊勢崎賢治出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2014/10/10メディア: 新書この商品を含むブログ (5件) を見る 言っちゃなんですが、タイトル付けが下手ですね。せっかくいい本なのにも...
逮捕って本当なのでしょうかね? ちょっとばかり理解に苦しみますし、流れている映像が集団リンチみたいでいやですね。ナッツ・リターン問題大韓航空前副社長らに逮捕状請求ところで、なぜ飛行機を引き返した機長の判断は問われないのでしょうか? その飛行機の責任者である機長が一乗客、たとえ上司であっても飛行機の中では一乗客だと思いますが、その乗客の指示に従っているわけですから、こちらの方が問題じゃないでし...
東京駅開業100周年記念Suica発売騒動は結局希望者全員に販売で決着しそうです。これはこれで問題は出そうですが、そんなことは興味がないのでどうでもよく、ちらりと思ったのは、あれ、日本人って民度が高く整然と並ぶんじゃなかったんでしたっけ?東京駅記念スイカ:一転、希望者全員に…販売時期は未定 - 毎日新聞日本はすごい! 世界で活躍する日本人!みたいな番組を垂れ流し、隣国の悪いところばかり取り上げ...
前記事「入れたい人がいないと言っていないで、この際入れたくない人以外に入れた方が良くはないか」に「在特会と記念写真を撮ったあの女もあの男も」と書いた「在特会」は「ネオナチ集団 NSJAP 山田一成」の誤りでした。高市早苗はいかにして“ネオナチ”と出会ったか──「行動する保守」の源流 - 本と雑誌のニュースサイト/リテラこの記事の三ページ目にある「当時自民党東京都連の広報部長であった小粥義雄の書...
「入れたい人がいない」確かにそう思います。国会議員でさえ日々 twitter や facebook で自分自身をさらけ出すわけですから、今さら議員に幻想など抱いていないとはいえ、なんだオレよりバカじゃんとか性格悪そうとか思うのも当たり前で、どうせあの失言、実は失言ではない男も、自分の顔写真をワインラベルにして「私自身、分からないことが多すぎる」とのたまうあの女も、在特会と記念写真を撮ったあの女も...
二、三日前に「馬々と人間たち」(リンク先音注意!)を見て、もうひとつのブログに感想を書いたのですが、movieimpressions.com今ググっていたら、「藤原帰一の映画愛」という、毎日新聞の連載ものなんでしょうか、11月4日と少し古い記事がなんですが、邦題に文句を言っている記事があり笑ってしまいました(笑)。藤原氏が言うには、原題が「Hross í oss」(英題:Of Horses...
今日「トム・アット・ザ・ファーム」を見てきたところですが、早くも次回作「MOMMY」の公開が決まっているんですね。東京は、2015年4月25日(土)とのことですが、名古屋はいつになるんでしょう?グザヴィエ・ドラン『MOMMY』 (@XDolanJP) | TwitterInternational Trailer がありましたが、この画角は何だ? またグザヴィエ・ドランが何かやっている!(笑)ス...
movieimpressions.com「ニンフォマニアック」を見終えてネットをしていましたら、「ユリイカ」がラース・フォン・トリアー特集をやっていることを発見、早速読んでみました。ユリイカ 2014年10月号 特集=ラース・フォン・トリアー 『奇跡の海』『ダンサー・イン・ザ・ダーク』から『ドッグヴィル』、そして『ニンフォマニアック』へ作者: ラース・フォン・トリアー,シャルロット・...
この本を読み終えたところで偶然「SYNODOS」の記事を目にし、結構興味深かったので、下のリンクに先ほど書いたところです。SYNODOS「伊勢崎賢治×伊藤剛」が面白い!一年前の記事がなぜ再掲載されているか分からないが… - @半径とことこ60分ただ、興味深く感じたことの多くは伊藤剛さんの発言でしたが…。伊勢崎賢治さんという方を初めて目にしたのは某テレビ番組ですが、イラクに関する発言ですごい存...
ちょうど伊勢崎賢治さんの「武装解除 紛争屋が見た世界」を読み終えたところですので、この記事が目にとまりました。なぜ戦争はセクシーで、平和はぼんやりしているのか――戦争とプロパガンダの間に / 伊勢崎賢治×伊藤剛 | SYNODOS -シノドス-元々は 2013年11月16日に収録され、ちょうど一年前くらいに掲載された記事のようですが、何らかの理由で再掲載されたようです。興味深いことがいくつか...
「リスボンに誘われて」を見た後、すぐに図書館で予約しておいたのですが、映画の影響で予約が多かったんでしょう、やっと手に入りました。リスボンへの夜行列車作者:パスカル メルシエメディア: 単行本 つい最近、スティーブン・キングさんがインタビューで「私にとっては、映画は小説よりも下に位置する、はかない媒体だ(映画.com)」と、原文では「But I see them as a...
もちろん観念的な意味においてですが、他者との関係の拒絶と無関心は究極の優しさにつながるのかも知れません。悪童日記 (ハヤカワepi文庫)作者: アゴタクリストフ,Agota Kristof,堀茂樹出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2001/05メディア: 文庫購入: 100人 クリック: 3,630回この商品を含むブログ (265件) を見る 映画「悪童日記」...
とても分かりやすくて説得力のあるいい本だと思います。 同性愛と異性愛 (岩波新書)作者: 風間孝,河口和也出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/03/20メディア: 新書購入: 5人 クリック: 88回この商品を含むブログ (30件) を見る 導入ともなっている第一章の冒頭の話がとても示唆に富んでおり面白いです。1999年3月23日付の東京新聞夕刊にこ...
普段まず読むことのないジャンルの本を読みました。とても新鮮で面白かったです。イニシエーション・ラブ (文春文庫)作者: 乾くるみ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/04/10メディア: 文庫購入: 55人 クリック: 588回この商品を含むブログ (413件) を見る なぜ読むことになったかといいますと、ダイレクトメールだったか、何かのサイトだったかは...
「クマラスワミ報告」に対して、「吉田証言」がどの程度の影響を与えているか知りたくて、報告を読んでみました。ネットには、(財)女性のためのアジア平和国民基金の資料 pdf と荒井信一さんという方の訳された html がありました。全文はこちら - 慰安婦問題アジア女性基金デジタル記念館 クマラスワミ報告これを読むと、日本国内の論争(にもなっていない)と世界の認識にはとんでもない大きな隔たりが...