やっと、ヤジった当人が名乗り出たようです。
この件を知った時、ふっと気になったのは、ヤジに続いて起きた「笑い」のことで、果たして自分がその場にいたとして、どういう態度を取っただろうということです。
あるいは、怒りとかに直結せず、たとえ10秒後に「何ということを!」と感じたとしても、一瞬笑ったかも知れないと思い、ちょっとばかり怖くなりました。
内なる偏見や差別意識を解き放つことは本当に難しいことです。
で、この記事が気になりました。
塩村都議への性差別ヤジ 日本の女性は生ぬるい(木村 正人) – 個人 – Yahoo!ニュース
18日の都議会で、妊娠・出産・不妊に悩む女性への支援を訴えた女性都議、塩村文夏(あやか)さん(35)に対し、「自分が早く結婚すればいい」「産めないのか」というヤジが飛んだ。こんな差別をいつまでも許していてはいけない。
その通りだと思います。
筆者は英国で暮らすようになって約7年になるが、塩村都議に向けられたような言葉は公の場ではもちろん、友人たちとの私的な集まりでも、家庭の中でも口にできない。そんなことは怖くて、とても口にできない。
え!? 怖い?って、どういうこと? 口にできないって、口にしたいの? (これって挙げ足とり?)
英国の女性記者は男勝り。「男前」というか格好良い人が多くて、惚れ惚れする。筆者はBBC深夜報道番組ニューズナイトのEmily Maitlis、Kirsty Wark両女史の大ファンだ。インタビューの切れ味が鋭くて、容赦がない。
男勝り? 男前? 結局、あなたの立ち位置はそこかい?
私が感じたことが挙げ足とりではないことを祈ります。