この記事を読んでびっくりしました。いえ、安倍くんの健康状態を心配してではないです。
こんなことで抗議!? 法的措置!? ということです。
安倍晋三首相の事務所は20日、19日発売の週刊文春に掲載された「安倍首相『吐血』証言の衝撃」と題する記事を巡り、文芸春秋の松井清人社長と週刊文春の新谷学編集長に記事の撤回と訂正を求める文書を送った。
文書では「全く事実無根の内容が含まれており、個人を中傷し、読者に著しい誤解を与える、悪質極まりないものだ」と抗議。法的措置も検討するとした。週刊文春編集部は毎日新聞の取材に対し「記事に書いた通りだ」と答えた。(毎日新聞)
ことの真偽以前に、たかが週刊誌の記事に真っ正面から反論ってありえないでしょう。なんとも視野狭窄的で怖いことです。
「安倍くんが吐血」という噂は、いつでしたか、ネットで見た記憶がありますが、もともと持病もあるとのことで、そりゃ疲れも出るわななどとは思ったのですが、抗議ですか…。
この人がこの国の首相かと本当に心配になります。
批判や反論する者への執拗な攻撃、そして時に見せる勝ち誇ったような顔、「私は総理なのだから」と言い放つ「反知性的」権力志向、「お友達」に囲まれて喜ぶ「自己陶酔型」全体主義、これらはどうみても、絶対にリーダーに選んではいけない「気弱な(精神的)マッチョ」タイプの性格です。
個人の性格をあげつらうのはどうかと言われそうですが、少なくとも、どんな人をリーダーに選んではいけないかは過去から学べるはずです。