菅義偉官房長官の発言に抗議=戦後沖縄・歴史認識アピール

菅義偉、ホントこの人を形容する言葉は「無知の暴力」以外にありません。

これまでにも「無知」ゆえの暴言がたくさんありますが、昨日も

 菅氏は「20年前に普天間の危険除去の日米合意がされ、多くの県関係者が努力する中で一昨年にようやく埋め立て承認をいただいた」と強調。政府と県側の対話が歩み寄りにつながらなかったことについて「(基地問題の)原点を終戦後までさかのぼると、話し合いの余地がなかったのではないか」と語り、翁長氏の姿勢を批判した。【高本耕太】(毎日新聞

などと語っており、なぜ沖縄に米軍基地があるのか、なぜ戦後30年近くもアメリカの施政下に置かれていたのか分かっているのか?と怒りを持って問いただしたくなります。

以前も、あたかも「沖縄から普天間基地の危険除去を求められたから我々(政府)は普天間移設を進めている」といった発言を繰り返していました。

沖縄新報にこんな記事が出ていました。

 沖縄と日本の戦後史を研究してきた鹿野政直、戸邉秀明、冨山一郎、森宣雄の4氏が11月24日付で戦後沖縄・歴史認識アピール「沖縄と日本の戦後史をめぐる菅義偉官房長官の発言に抗議し、公正な歴史認識をともにつくることを呼び掛ける声明」を発表し、菅氏に発言の撤回を求めた。

 抗議の対象となったのは、9月の沖縄県と政府の集中協議が決裂した後の発言。翁長雄志知事の「戦後の強制接収が普天間問題の原点」という主張に対し、菅氏は「賛同できない。日本全国、悲惨な中で皆さんが大変ご苦労されて今日の豊かで平和で自由な国を築き上げてきた」と述べた。
 声明は「主観的な思い込みを頼りに自己流に解釈した無責任なもの」と批判。「日本と沖縄の戦後史は同列に扱える性質のものではない」と指摘。その上で、集中協議の場での菅氏の「私は戦後生まれなので分からない」という発言についても、「自分が継承する政府の行為を『戦後生まれ』といった個人的理由で否認する、驚くほどの無責任さが露呈している」と弾劾した。
 声明はオンライン署名サービス「Change.org」(https://goo.gl/HUO5iM)に掲載している。