日銀、黒田総裁、物価上昇2%達成目標をまたも先送り。もう、何回目になるのでしょう!?
当初、って、2013年4月ですよ、2年で物価上昇率を2%にするって大見栄切ったのは!? 普通、責任取って辞任でしょう!
もうニュースにもならないくらい、先送りが恒例化しています。
もうひとつ、今日の中日新聞に「GDP手法なぜ見直し」という特集記事が掲載されていました。
最近、安倍政権が GDP などの統計手法を変更しようとしているという記事です。
要は、アベノミクスの成果(があるとすればだが)がなかなか GDP に現れないから、それじゃ統計のとり方を変えようと言い出しているということのようです。
もちろん、統計ですから、サンプリングの仕方によって結果は変わってくるのでしょうから、現在の手法が正確に実態を表しているかと言えば、そうじゃないと考える人もいるでしょう。
でも、統計って、何のために取るかといったら比較するためでしょう。基準を変えて、日本経済はこんなに成長していますっていって何の意味があるのでしょう。
記事の中で、日本総合研究所の藻谷浩介主席研究員がこんなことを言っています。
安倍首相は、アベノミクスで景気が良くなったと本気で信じている。今回の見直しは、景気回復に見合う数値が出ないので『俺が聞いている数値に作り替えろ』ということだ」と冷ややかだ。
安倍政権周辺の人達が、慰安婦問題などに関して、よく『韓国はゴールポストを動かす』などと非難していますが、『黒田くんは試合時間を延ばそう』としていますし、『安倍くんは審判を身内の者にしよう』としています。
自民党総裁の任期延長にしてもそうですが、ルールを変えて権力を維持しようとする者に、今の世の中、甘すぎやしませんか。