これ、明らかに憲法違反でしょう。言い方を変えれば、安全保障関連法が憲法違反ということになります。
日本国憲法第9条
1. 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2. 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
誰がどう読もうと「国際紛争を解決する手段として、武力による威嚇は永久に放棄する」と宣言していることは否定できないでしょう。
なのに、北朝鮮を「武力で威嚇」している米艦船を防護するって、なぜその理屈が通る?
ただ、それはそうなんですが、この作戦、多分本当の目的はそこじゃないですね。記事によりますと、
房総半島沖周辺で米海軍の補給艦と合流し、四国沖までこの補給艦を守りながら一緒に航行する計画
とありますので、これって北朝鮮情勢緊迫のこの機を利用して実績を積み、日本周辺から南シナ海でのアメリカ軍と自衛隊の一体化を恒常化にしようということでしょう。
憲法違反という意味においては、遡れば、米空母カールビンソンと海自護衛艦の共同訓練だってそうですし、もっと言えば、この「いずも」だって、どう見ても航空母艦ですし、ちょっと改造すれば(しなくても?)戦闘機でも発着陸できるんじゃないですかね?
なぜ、安倍政権は正攻法で憲法改正を目指さない?
なんとも、このズルズル感、なし崩し的に麻痺させていく手口が陰湿で耐えられません。
今、議論(になっていない)されている共謀罪(テロ等準備罪)にしても、「一般人は対象にならない」って、一般人って誰やねん?
あれもこれも、こんな自民党選ぶほうが悪い!