アトランタ(ジョージア州)の篠塚隆日本総領事が、現地のメディア(Reporter Newspapers)のインタビューに「慰安婦は売春婦」と語ったとのニュース、ネットではかなり流れているのですが、主要メディアはまったく報道していないようです。
上のリンクはその続報で、「売春婦」という言葉自体は篠塚氏の直接的発言ではなく記者が言い換えたものであるが、「性奴隷ではなく、強制的に連行されたものではない」と慰安婦というもの全面的に否定したものだったと書いています。
Shinozuka said the women were “not sex slaves and not taken by force.
続報と同時に音声データも公開しています。
Japaneseconsulgeneral search results on SoundCloud – Listen to music
6月23日の第一報はこちらです。
Japanese consul general: Brookhaven memorial is ‘symbol of hatred’ – Reporter Newspapers
このインタビューは、ジョージア州のブルックヘブン市が公園に慰安婦像の設置を決めたことに対して、篠塚隆総領事が、それを取り下げるように働きかけていることについてのインタビューだったようです。
で、産経などはこの問題を、篠塚氏が「プロスティチュート(売春婦)という言葉は使っていない」などと取り上げています。
【歴史戦】言ってないのに… 韓国、米アトランタ日本総領事が「慰安婦は売春婦」発言と猛反発 – 産経ニュース
ところが、この篠塚氏の価値観はもっとひどくて、
In Asian culture, he said, sometimes women become prostitutes to help their families financially.(音声データは若干異なる)
「アジアの文化では、時に女性が家族を助けるために売春婦となることがある」と、culture なんて言葉自体が論外ですが、本来そうした人身売買自体を否定し根絶しなくてはいけないにも関わらず、そのことを慰安婦が性奴隷ではなかったことの根拠でもあるかのように持ち出しているのです。
これでは慰安婦問題は永久に解決しないです。