東京新聞:防衛力整備、NSC主導に 陸海空自要求から変更:政治(TOKYO Web)
安倍政権は防衛予算の配分も官邸主導にしようとしているらしいです。
無駄もなくなり効率的に防衛力を高めることが出来ていいんじゃないのと思われるかも知れませんが、それは権力の暴走に歯止めがかけられる国の話で、日本の場合、忖度やら何やらで権力者におもね委ねることが普通と考えられるような国じゃ、弊害はあっても良い面はないでしょう。
それにしても、このところ、北朝鮮や中国の脅威を理由にした軍事面での転換の話題が多すぎます。
「いずも」の空母化が典型的ですが、他にも
結局、今の流れは「専守防衛」を放棄し「敵地攻撃能力」を持つということに集約されるわけで、問題は、その転換を議論もなく、あったにしても公にされずに行っているということで、その手法が強権的であるということです。
権力の実態って何かって言ったら、「金と人」、予算と人事ですよ。
面倒ではあっても、金も人も分散されているから安全なのであって、「内閣人事局」で人事を握り、こうやって金の使い方も握り、じわじわと人の意識を麻痺させながら権力を集中させていくわけです。
で、安倍晋三は何をしようとしているんでしょうかね?
憲法改正は間違いないのですが、トランプに尻尾を振りつつ自主憲法って矛盾していますよね。
さほど頭がいいとは思えませんので、その先を見ているとも思えませんし、この時代、領土的野望なんて現実的ではありませんし、軍備を増強して何をしようというのでしょう。
紛争地に自衛隊(軍隊)を派遣して日本のプレゼンスを高めようということなのでしょうか?
何だか前近代的な発想で、そう思った自分も嫌になりますが、いずれにしても、敗戦を隠蔽し、アメリカに追従し、擬似的に戦勝国の仲間入りをしようとしているような行いです。