ジャニーズ事務所圧力記事 新聞は墓穴を掘るのではないか

今朝の中日新聞の一面にはびっくりしました!

ジャニーズ事務所の圧力にではありません。

一面トップがこれか!?

新聞が一面で報じるべきはこれじゃなく、この記事(下)でしょう。

安倍首相の街頭演説中に「安倍やめろ」や「増税反対」と叫んだだけで数人の北海道警の警察官に強制的に排除、連行された事件です。

二面、それもこの目立たないタイトル。それにこの事件、15日に起きたことです。この記事は18日の朝刊です。ネットではすぐに拡散されていますので、記者たちは知らないわけはありません。書けないのか、書かないのか、何が起きているのでしょう?

動画があります。


【HTBニュース】 札幌「安倍帰れ!」ヤジの市民を警察が排除

安倍首相が秋葉原の街頭演説で、「やめろ」「帰れ」と声を上げる反対派の人々に対して「こんな人たちに、皆さん、私たちは負けるわけにはいかない」と叫んだのは2017年のちょうど今頃、2年前のことです。まだその時点では、新聞各紙が一面トップであったかどうかは別にしても、かなり問題視されたはずです。

それが今やこのありさまです。

現実的な圧力があるのか、忖度なのかはわかりませんが、2年間でここまで日本の全体主義化が進んだということです。

それにしても、このところの新聞社の迷走は目に余ります。すでに読売新聞は御用新聞に成り下がっていますし、朝日新聞は右派勢力の攻勢にびびっています。

中日新聞は中部地方のブロック紙ですが、関東地方に東京新聞を持っています。そのどちらも割と安倍政権への批判的な記事が多いのですが、それでも、中日新聞を見るかぎり、最近では一面トップに政治ネタが掲載されることはほとんどなくなっています。

発行部数減に対する対応策なんでしょうか?

新聞の発行部数と世帯数の推移|調査データ|日本新聞協会

しかし、一面トップに「ジャニーズ事務所圧力か」の記事を掲載して発行部数が伸びるものでしょうか?

逆にますます新聞離れが進むような気がします。

新聞が公正中立なものなどとは思っていませんが、一番危惧するのは文字情報媒体の衰退です。ネット情報は文字情報にみえても、その実、視覚を限定されたビジュアル情報です。

今後、新聞はどうなっていくんでしょう?

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