筒井町、出来町の天王祭です。今年は昼間に筒井町に出かけました。
12時30分頃に「出会」があるようですので目的の場所に向かいましたら、神皇車が曳行されてきました。
交差点で方向展開します。
「出会」の待機をしているのかと思ったのですが、時間調整なんでしょうか(笑)、しばらく休んでまた曳行されていきました。「出会」はここじゃなかったみたいです。
「出会」は100mくらい進んだ先でした。筒井町には神皇車と湯取車があり、2台が挨拶を交わします。言葉遣いは専門用語があるのかもしれません。
東区の山車についてはこのページに説明がありますが、「出会」については記載はありません。この後、からくりの奉納に向かいます。
からくりの奉納場所はここ、中央の小さな社だと思います。下の写真は2年前のものですが、熱田神宮、津島神社、秋葉神社の…、こういうのなんて言うんでしょう? ここに参れば3つの神社に参ったことになるとか?
で、この狭いところに山車の頭を突っ込んでからくりを奉納するみたいです。
神皇車が斜めになっています。向こうにいるのが湯取車、もう奉納は済んでいるようです。
この奥に小さな社、山車の上ではからくりが行われており、引手の皆さんはひざまずいています。
東区の山車 | [名古屋] NPO法人 東区山車まつり振興会から一部引用しておきます。
東区には、神皇車(じんこうしゃ)、湯取車(ゆとりぐるま)、鹿子神車(かしかじんじゃ)、河水車(かすいしゃ)、王羲之車(おうぎししゃ)と称される、5輌の山車があります。いずれの山車も、長い間地域の人々に大切に保存され受け継がれてきた、伝統と歴史のある山車です。
毎年、6月の第1土曜日・日曜日の例祭日に天王祭が行われ、筒井町天王祭には、神皇車、湯取車が、出来町天王祭には、西之切の鹿子神車、中之切の河水車、東之切の王羲之車が、注連縄(しめなわ)の張り巡らされた町内を曳行(えいこう)され、その様子は初夏の風物詩として親しまれています。
筒井町商店街を通って建中寺へ向かいます。祭りの間は車の通行は禁止されます。夜になると提灯が灯ります。
建中寺の山門前、参道になっています。
建中寺は尾張徳川家の菩提寺です。
屋台が立ち並ぶ参道を通ると三門が見えてきます。
三門です。お祭りのために駐車場になっています。
三門(三間重層門)
名古屋市指定文化財(昭和六十年指定)
慶安四年(1651)創建当時の建築物で、総檜造り三間重層門の建築様式で、本瓦葺きである。
三門とは、空門・無相門・無願門の三解脱門の意味を持つ。
佛教の覚りの境地を表すものである。
別名山門とも表記する。
この場合は徳興山という山号に因んだ名称で、徳興山の門という意味となる。
二階には、釈迦牟尼仏を中心として十六羅漢の像が祀られている。普段は公開していない。(建中寺)
本堂です。祭りですので本堂前も駐車場になっちゃっていますね。
本堂の中、誰もいません。椅子が気になりますが、空気もひんやりしており厳かな気持ちになります。
こちらは昨年の夜の天王祭です。
天王祭が終われば、もう梅雨ですね。