かなりツリ気味のタイトルですが…。
前回の記事「管理会社からの見積りがびっくりするくらい安い!」の通り、理事会を開き、候補を8社から3社にしぼりました。その際、何を基準に選んだか書いていきます。
いずれにしても、見積りとその他資料だけで選ぶのは難しいです。
基本はなんといっても金額でしょ !
結局、結果としては、見積金額の低い方から3社になったのですが、要は、金額以外に比較するべき要素がないということです。
あたりまえのことですが、会社規模が大きければいいというわけでもありませんし、管理戸数が多いのもデベロッパーなどの親会社からの受託もあるでしょうから、決定的な判断材料にはなりません。
もう少し具体的に言いますと、ある程度の戸数を管理しているような管理会社であれば、後は担当者と管理員次第ということになり、管理員は多分パートさんでしょうから、結構頻繁に変わっていくのではないかと思いますし、担当者にしても、ある程度の期間やってもらわないとわからないです。
ということで、見積り金額は高いけれどもこの会社は良い、なんてことはこの段階で判断はできないということです。
ただ、競い合った場合に有利に働く点はあります。
提案書内の個別な記載は結構効くかも?
通常、新規に見積もりを出す場合、会社概要は必須でしょうが、他に提案書スタイルのものをつけるようです。
この点では管理会社もいろいろで、というより、営業担当もいろいろといった方がいいかもしれませんが、会社概要以外に提案書が入っているところは印象がいいです。その提案書も、たとえ定形であっても、マンション名を入れてプリントアウトされたものの方がうけはいいです。
頻繁に新聞広告を出している G社なんて、ペラの見積書に、名前は提案書となっていても会社概要のような自社の宣伝新聞でした。見積り金額も一番高く、現在の管理会社とほぼ同じで、今回の一番安いところとは60万の差がありました。
会社概要のないところもありました。自社の仕様書付きではありますが、見積書だけです。各戸向けの有料サービスのチラシが1枚ついていました(笑)。ここ、見積書を見る限り悪い印象はないのですが、これじゃ競い合ったら勝てませんね。NH社です。
LPS社というところは、多分見積作成の下書きだと思うのですが、手書きで金額を入れたり消したりしたペラが付属(?)していました。これ、絶対無理でしょう。どんなに良い管理会社でも、これ選べませんよね。資料に目を通す気も失せます。
GC社の提案書は印象がいいです。当マンションの改善すべき点を写真付きで指摘しています。下見時の見る目が違うということだと思います。この視点が現場の担当者や管理員に反映されるかどうかは分かりませんが、こういう提案書はポイントが高いです。
添付書類はシンプルな方がいい!
これは個人的な好みかと思いますが、添付資料が多いところは雑多な感じがして、かえって印象に残りづらいです。
CO社は、在中資料一式として目次的一覧までついて、その点では親切だと思いますが、見積書を含めて8項目もあります。ざっと目を通しはするものの、あれ、どんな会社だったっけ?といった感じでぼんやりしてしまいます。
ここは他の1社と同額で最後まで残ったのですが、この点で損していますね。
競い合えば最後は知名度か?
HC社はテレビCMを流しているようで、私は見たことないのですが、他の理事の方には有効だったようです。
選ぶ側が理由づけできる要素を与えることが重要
結局、選ぶ側が理由付けのできる要素をたくさん出したところが残るということだと思います。選ぶということには責任が伴いますので、他の組合員に説明する上でも、また自分自身が納得する上でも、この点がいいから選んだんだと思わせてくれないと選べないということです。
ということで、地場の TG社、具体的提案のあった GC社、知名度が高く大手(らしい)の HC社の3社に組合員向けの説明会でのプレゼンテーションをお願いすることになりました。
今月末です。