今日12月10日は、関西本線の南四日市駅でさわやかウォーキングが開催されています。ただ、関西本線は本数が少ない上に列車が2両で混み合いますので、パスして中山道を関が原から垂井まで歩きました。
マップでは 6.7km、1時間半と出ています。
画像は枚数が多いですのでかなり画質を落としています。クリックしますとオリジナル画像を表示しますが、かなり容量がありますのでご注意ください。
関ヶ原駅〜旧中山道入り口
東海道線関ヶ原駅、11時です。名古屋から大垣で乗り換えて1時間くらいです。天気もよく暖かいという予報でしたが、風がやや冷たいです。ここは敦賀の方からの風の通り道ですからね。
垂井宿に向かう前に関ヶ原宿脇本陣跡です。看板だけでなにもないです。一般の民家ですね。
「至道無難禅師生誕地」ともあり、関が原観光ガイドによりますと「日本禅宗の祖の生誕地」とありますけど、どういう意味なんでしょう。看板にある「臨済宗妙心寺派」の祖という意味なんでしょうか。もちろん臨済宗自体は鎌倉時代に始まっているわけですし、「妙心寺派」を調べても「祖」というわけではなさそうなんですが。
このあたりに本陣跡があるはずなんですが八幡神社でしたのでそのまま通り過ぎたところ、ここが本陣跡でした。
関ヶ原宿あたりの中山道は跡形もなくなっているらしく、ここから垂水宿までのしばらくは国道21号線を歩くことになります。交通量も多く歩きづらいですので歩道橋で国道21号線を渡って裏道に入ろうと思います。左下の軽トラが停車しているところが先程の脇本陣跡です。
その途中、雰囲気のあるかなり大きな醸造屋さんがありました。
明治32年創業とのことです。
脇道から国道21号線に戻り、ここから左に入るのが旧中山道です。
中山道入り口〜野上の七つ井戸
旧中山道、JR東海道線と並走しています。
街道沿いに古民家があり、軒先に何やらごちゃごちゃと置かれていましたのでなにかと思いましたら、(下に続く…)
築後107年を経た大正4年築の古民家が再生して利用してくれる人を求めています。家は無料で差し上げますとあります。ここまで歩いてきた印象としては、あまり旧中山道の面影もありませんのでかなり難しそうです。
徳川家康初陣跡、ここではたと気づきました。このコース、以前歩いています。
2018年のさわやかウォーキングでした。
やっとそれらしい雰囲気になってきました。野上の松並木。
休憩所がありましたので、ここでお昼にしました。ちょっと早めの11時45分です。
きれいですね。伊吹山方面ですが伊吹山は見えませんね。もっと左でしょうか。
山内一豊陣跡。
野上の七つ井戸。関ヶ原宿と垂井宿の間の宿があったということで、生活用に使われていた井戸とのことです。立て看板の下に「しゃもじ塚」の表示がありましたのでいってみました。下に続きます。
野上の七つ井戸〜垂井一里塚
街道から少し入りましたら東海道線沿いになり、ちょうど米原行きの列車に遭遇、思わずパチっと撮ってしまいました(笑)。
これが「しゃもじ塚」です。平安時代に「平忠常の乱」という乱があり、朝廷に反旗を翻した平忠常がここで没したと言われているそうです。
歩きながら撮っていますのできれいではありませんが、山茶花が咲き誇っていました。
道路がごちゃごちゃと交錯しています。正面を横切っている21号線とその関ヶ原バイパスがこの道路の下を走っています。
旧中山道ですが、特になにもない住宅街の道路です。
垂井一里塚。一里塚は結構あっちこっちで見かけますが、この一里塚は国の史跡に指定されており、ほぼ完全に残されているそうです。中山道ではここと東京都板橋区志村の一里塚だけとあります。
垂水一里塚〜垂井宿に入る
もう1枚、垂井一里塚。
再び歩道橋で21号線を渡ります。
東海道線の踏切、線路が真っ直ぐですね。
松島稲荷神社。通りすがりに撮っただけです(笑)。
垂井宿、西の見付。西の入り口です。安藤広重(歌川広重)の「木曽海道六十九次 垂井宿」はここから西を見た風景を描いているとのことです。
Utagawa Hiroshige, Public domain, via Wikimedia Commons
垂井宿西の見付〜垂井駅
垂井宿の旧中山道。道路のうねりはそれっぽいですが、あまり風情はありません。
明治天皇垂井御小休所跡とあります。お寺ですし、高札場もあります。
小林家住宅主家。幕末頃の商家ということです。
南宮大社石鳥居、重要文化財です。ここから南宮大社まで 1.2kmあります。
垂井宿本陣跡。
垂井宿、東の枡形。ちょっとしたカーブになっているのは、きっと車が通れるように拡張したんでしょう。
旧中山道を外れて、まもなく垂井駅です。
東海道線垂井駅、きれいな駅です。13時20分くらいです。お昼込みで2時間20分、7kmくらいでしょう。
ということで、やや遠出のウォーキングは今年最後でしょうか。